ビストロ津崎

ビストロを開きたいとは思いますがお料理ブログではありません。

485系白鳥 製作記

こんにちは津崎です。

 

製品の485系を見ていると、ふと国鉄色ではない485系が欲しくなり、かつて白鳥や北越などで活躍したJR東日本上沼垂運転所所属の485系を制作することに。俗に言う上沼垂色です。485系の塗装としては個人的に国鉄色以外では一番かっこいいと思う塗装です。

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 モデルはJR東日本唯一の100番台クハであるクハ481-102や、長野運転所から転属してきたサロ489-1051を含む編成。残念ながら編成番号はわかりませんでしたが、1500番台と100番台を同居させるとこの編成になるみたいです。

 

まずは大阪・青森方先頭車のクハ481-1505

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製品先頭車をベースにプラ棒、コトブキヤの丸モールドを使い、特徴的なヘッド、テールライトを再現。側面窓を上下に拡大しグレードアップ車としました。

 

続いてモハ484/485-1503、1505ユニット

モハ484は1500番台なので車掌室を再現するため、客用扉横の窓を縮小します。

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モハ485はクーラー、パンタ周りのモールドを撤去し、余剰の先頭、後尾車から切り出したAU13を載せましょう。

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その後、車掌室以外の窓を上下に拡大しグレードアップ車の再現をすれば加工は終了です。

 

お次はグリーン車のサロ489-1051

この車両はサロ481-122を種車485系1000番台対応改造を施したサロ481-1053に対して、さらに1990年長野工場にて横軽対応改造を施した車両です。防弾ガラスを備えたVIP対応車でしたが、グレードアップは行われておらず、グレードアップされた他のサロ481と比較すると見劣りしていたとか。

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車体はほくとさんから頂いたレジン製の複製品を使用しています。2-4位側の扉横車端部に車販準備室の小窓を開けて再現しています。

 

続いて自由席車のモハ484/485-86

モハ484はこれまたほくとさんから頂いたレジン製の車体を使用しています。ルーバーの再現やそれに伴う窓の移設が行われています。

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モハ485については中間車のストックがなかったため、後尾車を2両切り繋いで制作しています。初期車なので屋根にはAU12を載せましょう。

 

最後にクハ481-102

こちらもほくとさんからレジン製の車体を頂き使用しています。加工について詳しくはこちらをご覧下さい。僕には多分できません。

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何となく製品からON-OFFのモールドを移植。

 

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上沼垂のボンネットは後年連結器カバーが外されたので、それも再現します。プラ棒とプラ板から削り出して小型の連結器カバーも再現。

 

 

続いて塗装です。

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いつも通りレジン車体にはアクリジョンサフを吹き、全車にサフ塗り後緑→青→ベースホワイト→白の順に塗装します。

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私は北斗星の食堂車でも作っていたのでしょうか。まぁどちらにせよ青函世界

 

側面の塗装を終えると、屋根と床下を塗ります。毎度の事ながら扉下のステップのマスキングが面倒臭い。切り出しを伴うマスキングはできるだけやりたくないですね。

 

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床下については黒とグレーで迷いましたが、今回は黒にしてみました。実車が黒なのもあり意外と似合います。

 

なんて言いつつ塗装しているとどうしても気になる点が。製品のクハ481の前面ステップの位置が高く、帯がどうしても曲がってしまいます。これがどうしても気に入らないので、ステップを一旦撤去し、0.5mmのプラ板から制作たものに置き換えました。ついでに連結器上の切り欠きも少し下に伸ばしています。

 

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こうすることで帯をまっすぐ引けるようになり、ついでに製品の潰れた感じも少しはマシに見えます。

 

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先に落成したクハ481-102を見てモチベーションを維持しつつ、塗装後の加工→再塗装というトラブルを乗り切ります。そして、、、

 

 

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完成です!

この塗装、やはりよく似合いますね。この塗装のウソ電もだいたい似合ってるのでこの塗装パターン自体が無難にかっこいいのかも知れません。HMは白鳥と雷鳥で迷いましたが、ふちゅうのテーマが青函連絡ということで白鳥にしました。

 

完成直後、秒で作り手の元を離れ神戸経由でふちゅうの会場でのお披露目となるのでした。