ビストロ津崎

ビストロを開きたいとは思いますがお料理ブログではありません。

103系 NS613編成 制作記録

こんにちは津崎です。


皆さんの地元には小さい頃何が走っていましたか?私の地元には103系が走っていました。小さい頃、というか高校卒業くらいまで走ってました。今でこそ201系に代替わりしましたが、それでもウグイス色の普通列車と白色の快速列車という構図は変わりません。なんでや

小さい頃はそのうち銀色の電車が来ると思っていたんですがね。あれから20年、増えたのは白色の電車でした。

因みに2018年には緑色の電車が増えました。なんでや



さて、今回はそんな小さい頃、具体的には201系転入前に走っていた103系のとある編成の制作記です。

時系列的にはNS401製作の3年前になります。

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モデルは2003年頃のNS613編成。

翌年に体質改善40Nを受けたクハ103-239がクハ103-144に振り替えられるまでの組成ですが、クハ103-2552以外の5両はなんやかんやで2018年頃まで生き残っていました。書き出すと長くなるので気になる方は調べてみてください。

同編成の目玉はなんと言ってもクハ103-2550番台です。モハ103をベースに電装解除、先頭車化改造を行った車両で、ベースの名残であるパンタ台座や豚鼻ライトなのに非ユニットサッシであるといった点が特徴です。


制作はそんなクハ103-2552から始まりました。

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製品動力車をベースに分散冷房化のためにクーラーとベンチレーターを切り取ります。ユニットサッシも削っておきましょう。


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特徴的なパンタ台跡はプラ板を重ねて貼り付け、上面が地面に対して平行になるように削って表現しました。


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クーラーは阪急8000系のものを複製、加工の上使用しています。顔はかい/羽衣くんより頂いたものです。後にNS401でも使用した顔です。


続いてはモハユニット。6両編成なので2組製作しました。N40延命工事を受けています。

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モハ102はほくとさんの工法を参考に後尾車から制作。これが私の103系初めての中間車化改造でした。


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妻面の窓は閉鎖されているので削っておきます。モハ103に関しては加工はこれだけです。


最後はクハ103-239。

この車両のみ40N体質改善工事を施行されており、張り上げ屋根になっています。

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中学生当時に作ろうとしていた低運40N車をかい/羽衣くんに預けて加工を委託。張り上げ部分と前面のライトや幕を加工していただきました。


受け取った車両にワイパーや張り上げの終端部分の仕上げをして、表面処理の後塗装に移ります。



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体質改善を受けていない5両はGMのウグイス→タミヤのライトグリーンをうっすら重ね塗りしています。


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体質改善車はパロットグリーンで塗装。しかし白サフの上に吹いたので蛍光っぽくなってしまいました。


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中間車はN40延命工事を受けているので、「黒サッシ」と呼ばれるタイプの窓サッシになっています。そのため、窓そのものをジャーマングレー、サッシを黒で塗装しています。


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屋根や前面帯、各種の色さしをすれば……


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完成です!

体質改善を受けた車両と受けていない車両で微妙に色味を変えているのがこだわりポイントです。



初期の作品の中ではお気に入りの同車。落成当初は各所の運転会で走らせていました。

現在は中間車のリメイク(レジン製車体に置き換え予定)のために入場中です。


制作時期:2018年6月〜9月