キハ183 おおぞらが編成になるまで ②
こんにちは津崎です。
前回記事で完成したキサロハ182-550の実車動画を見ていると、先頭車はスラントノーズのキハ183です。「なんだ製品でいいじゃ〜〜ん」と思っていたのですがどうも様子がおかしい。車端部をよく見てみると窓がありません。これはスーパーとかち用のキハ183-200に対して車販準備室を設置した車両で、片側の窓が埋まっているのが特徴です。これがとかちBか
これは再現せなあかんやろうなぁという事で制作開始。当時運転会まで残り2日でキサロハは完成間近だったのですが、これくらいなら作れるやろと高を括ります。果たして間に合ったのでしょうか。
両側の方向幕、及び片側の小窓をプラ板で埋め、瞬接・ラッカーパテを用いて表面処理します。
今回は加工した部分のみ塗装するため、画像のようにマスキングしておきます。
そして運転会を迎えます。間に合いませんでした。
キサロハだけ持っていきました。楽しかったこととキハ183を増やそうと思ったことは覚えています。
運転会が終わり加工再開。
画像のように方向幕を掘り直します。窓に対して少し飛び出した位置にあるのがポイント。なぜかは分かりませんがこれがこのグループの特徴でしょう。
加工が終わったら塗装です。
塗料は前回のキサロハと同じものを使いました。白と茶色のみ塗装しています。
そして完成。
白に関しては塗り分け位置を工夫することで塗っていない箇所(成型色)との境界目立たないようにしています。(画像を拡大すると塗り分けの境が分かります)
2両目のキハ183が完成したものの、編成を組むことはまだまだできません。2000年以降のおおぞらは、それまで釧路方に連結されていたキハ183-1550が方向転換の上使用されていたので、貫通型を作る必要があるのです。キサロハなんか作るから……
こうしてキハ183沼に順調に沈んでいく津崎でした。続く