キハ183 おおぞらが編成になるまで ③
旅先からこんにちは、津崎です。
前回の最後に書いた通り、キサロハ込みのおおぞらをつくるには貫通型が必須です。まぁ平屋キロ時代は両端貫通やったんですが()
というわけで残りの必要パーツを一気に制作開始。
まずはキハ183-1550
旭山動物園号の先頭車に別の車両の側面をカットしたものをドッキングして車体のベースを作ります。奥にいるのは今回の犠牲者です。
この後窓、ドアを開け中間車からクーラーを拝借。屋根の穴も埋めておきましょう。
顔はセオリー通り165のものを使うのですがどうもイメージが湧きません。すると学校の実習で前日入りのため泊まりにきたKTR君が「こうやって作れますよ」と瞬接とプラ板を使い前面を整形してくれました。
この後パテを使い車体との断面差を無くし、前面下部を削りこみ実車のイメージに近づけます。
特徴的なヘッド/テールライトは一度穴を開け、プラ板を曲げて接着し再現しています。
乗務員ドアはオホーツクのジャンク車体から拝借して埋め込みます。画像がないのは小田原作業会の環境がそうさせています。仕方ないですね(仕方なくない)
窓下のライトは一度穴を開け、3mm角棒を刺しました。窓上のライトの枠も貼っておきます。
カラ↑フル↓
ライト枠を作り、N/NN183特有の窓枠も0.3mmプラ板を切り出して再現します。スカートは0.5mmほど延長しています。タイフォンの設置も忘れずに。キハ40から複製して貼り付けています。
幌枠1.68×1.68の角棒を使いましたがは大きすぎた気がします。次回作は気をつけよう…
続いてキハ182-500
加工内容はキハ183-1550とだいたい同じなので省略。
客用ドアですがキハ183-1550共々プラ板を切り出して制作しています。ここは先人の作例にならいました。
ただキハ182-500は他車とは違い屋根上機器が独特なものなので、新鮮外気導入装置を撤去した後レジンにて複製した屋根上機器パーツを載せておきます。
そして塗装。
前回までのとかち色とは違い、今回はHET塗装です。
白→黄緑→青→茶→屋根、床下の順で塗装。
白、黄緑と窓周りの茶色は自家調色した塗料を使っていますが、青はHET塗装ではおなじみフォーミュラフレンチブルーを使用しています。
また、今回キハ182-0を1両同じくHET塗装に塗り替えています。これで編成を長くできますね。
各部に色さしをすれば……
完成です!
正式に6両編成が組めるようになりました。
最後に今回完成した3両です。こうしてみると屋根の違いがよく分かりますね。
中でもキハ182-500、キハ183-1550は2000年以降のおおぞらのみならず、とかちやまりもでも使える汎用性の高い車両です。持っていて損はありません。
無事に編成が完成して大満足の津崎。しかしキサロハおおぞらには更なるトンデモ編成があって……
続く…………?