ビストロ津崎

ビストロを開きたいとは思いますがお料理ブログではありません。

君は2両の221系を知ってるか

こんにちは津崎です。

 

皆さんが小さい頃から一番好きな電車はなんでしょうか?  (シンキングタイム)  あー、200系新幹線ですか、センスいいですね(幻聴)。私は221系です。幼い頃から大和路快速として地元駅の通過線を颯爽と駆け抜けていく様に惚れ込まないはずもなく、環状線に乗る際はわざわざこの221系を待ってと親にねだったほどでした。

そんな221系、今でこそ大和路快速の全列車が8両編成での運転ですが、10年ほど前は6両編成が当たり前で、ラッシュ時にのみやっと8両編成になっていました。小学生当時の私は行動範囲・時間の関係でなかなか見れず、中でも前に2両を繋げて大阪方面に向かう様は憧れの存在でした。

 

 

前置きが長くなりましたが、今回はそんな大和路快速221系を制作した際の記録です。そうです。毎度おなじみ過去作の制作記事です。

 

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モデルは2011年3月改正まで見られた2両編成の旧NB編成と6両編成のNC編成を繋げた8両編成。朝夕ラッシュ時のみ見られた組成を再現しました。

 

車体はサロハユニセフさんに設計・印刷をお願いした3Dプリント品です。

2019年4月頃に受け取り、どうせ塗るだけやしとすぐ作れると思っていたら1年ほど放置。イージーペインターとアクリジョンサフの導入を機に制作開始しました。

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まずは積層痕を消すべくひたすらヤスリがけ。側面の裾絞りや前面を中心に表面を慣らしていきます。

 

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この時点でアクリジョンサフを吹いておきます。今後の表面処理においてサフが剥がれるのを防ぎます。

 

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続いて前面のくの字の頂点周りや台枠、スカートを削りこんで丸みをもたせました。こうすることで実車の雰囲気により近づきました。

 

3Dプリント品なので加工は以上で塗装に移ります。

サーフェイサーを吹き傷の確認をしたところで、本塗装に移ります。

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車体の白を塗ると一気に221系らしくなってきました。ここから帯と屋根、窓周りを塗装していきます。

 

 

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屋根はタミヤニュートラルグレートGMのシルバーです。

 

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帯はレッドブラウン、ブリリアントブルー、ライトサンドで塗装。窓はジャーマングレーと黒です。

最後に側面窓枠、ライト周りのタッチアップ、そして電装をすれば…………

 

 

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完成です!あの頃憧れた朝夕の大和路快速が目の前に。感無量です。

幕はアンダーなし旧幕の大和路快速としました。英文字が潰れて初代の幕見たくなっちゃってますね……

 

中間に入る先頭車は連結器を搭載しているので組み替えることで実車同様に現行の4+4にもなります。もちろん単独で4、6両編成としても遊べます。

 

初の3Dプリント品の制作でしたが、実際の加工時間が短く済んだのは大きなメリットだと思いました。走らせる度に「あぁ、作ってよかったなぁ……」としみじみ思う車両です(笑)。

 

 

最後にご協力頂いたサロハユニセフさんに感謝申し上げます。ありがとうございました!